各種設定

メールの振り分け


・メールの振り分け設定の必要性
 @付箋紙は指定されたメールアドレス(正確にはメールボックス)からのメールを受信して、それをデスクトップ上に付箋紙として表示するためのソフトウェアです。
 しかし、受信したメールをすべて張り付けるならば、人によってはその数が非常に膨大になってしまいます。中には迷惑メール(未承諾広告、スパム)等もメールで届きますので、それらをいちいち付箋紙にしていては面倒です。
 それで、メールの振り分けが必要になります。メールの振り分け処理を行えば、付箋紙に張り付けたいメールのみを限定して張り付けることができます。また、メールのタイトルなどに特定の文字が含まれていた場合にのみ優先順位を上げるなどの設定を行うことにより、付箋紙をより効率よく管理できるようになります。

・メール振り分け設定の方法
 メール振り分けは設定の仕方が多少難しいですので、以下の説明をしっかり読んでから行ってください。

1.メニュー項目から[各種設定]を選びます。「@付箋紙の動作設定」ダイアログボックスから、付箋紙へのメールの振り分け設定をクリックします。


2.左側の振り分けの部分にメール振り分けの項目一覧が書かれています。この項目の一つをクリックすると、その振り分けの設定を行うことができます。
 優先順位の番号は付箋紙の優先順位を表しています。受信したメールを優先順位の高い方から当てはまるかどうかチェックし、当てはまった場合にはその優先順位で付箋紙として張り付けます。付箋紙の優先順位はメニュー項目整列で整列の順序を決定する際の優先順位にも反映されます。


3.試しに優先順位1をクリックしてみてください。デフォルト(初期状態)では優先順位1の設定は以下のようになっています。


 左上の項目から説明を行います

3−1.送信元に含まれる文字列
 この部分にチェックが入っていれば、@付箋紙は受信したメッセージの送信元に指定された文字列が入っているかを調べます。送信元に指定の文字列が含まれていればこの項目に対するチェックは真となります()。
 今回の例で、送信元に含まれる文字列は「@docomo.ne.jp」と「@ezweb.ne.jp」の二項目となっています。項目が複数行に分かれている場合(エンターキーを押すと2行になります)、メールの送信元が該当するどれかの文字列を含む場合には送信元に含まれる文字列に関するチェックは真となります()。たとえば、送信元が「hogehoge@docomo.ne.jp」でも、「hogehoge@ezweb.ne.jp」でもこの項目は真となります。
 自分の携帯電話から受信したデータのみを付箋紙として張り付けたい場合には、現在登録されているこの2行のデータを削除して、この部分をご自分の携帯電話のアドレスに変更してください。

※真となる:反対語は偽となる。つまりチェックしてOKとなると言うことを示しています。送信元に含まれる文字列宛先に含まれる文字列タイトルに含まれる文字列の3つの項目がすべて真となった場合に、@付箋紙は受信したメッセージがこの優先順位(今回の場合優先順位1)であるとして処理を行います。

3−2.宛先に含まれる文字列
 この部分にチェックが入っていれば、@付箋紙は受信したメッセージの宛先に指定された文字列が入っているかを調べます。宛先に指定の文字列が含まれていれば、この項目に対するチェックは真となります()。
 この項目はとくにメールの受信設定で複数のメールアドレスからのメールを受信するように設定したときに有効です(単一のメールアドレスのみを設定した場合には、そのメールアドレスへメールが届いたのは確実ですので、振り分けの設定は必要ないでしょう)。
 一つ注意が必要なこととして、相手先のメーラーによっては(特に迷惑メールなどは)メールヘッダーの部分にTo:項目(宛先項目)を適切に設定しないこともあります。その場合には宛先に含まれる文字列を使った振り分けはできません。

3−3.タイトルに含まれる文字列
 この部分にチェックが入っていれば、@付箋紙は受信したメッセージのタイトルに指定された文字列が入っているかを調べます。タイトルに指定の文字列が含まれていれば、この項目に対するチェックは真となります()。
 今回の例では、優先順位1はタイトルに「重要」と言う文字列が含まれる場合に適用されることになっています。ご自分の携帯電話からメッセージタイトルに「重要」と入力して送信すれば、そのメッセージは優先順位1が適用されて表示されることになります。

以下の4〜10は上記の1〜3で設定された優先順位が適用されたときに、どのような付箋紙を作成するかを定義するためのものです。

3−4.ウィンドウを最前面に
 付箋紙を最前面ウィンドウで表示します。通常のウィンドウは他のウィンドウをクリックするとそのウィンドウの背面に隠れますが、最前面ウィンドウは他のウィンドウをクリックしてもそのウィンドウの後ろに隠れることはありません(クリックしたウィンドウが最前面ウィンドウだった場合をのぞく)。
 付箋紙にこのウィンドウ条件を適用すると、付箋紙メニュー処理済みにするまでウィンドウは最前面に表示されたままになりますので、緊急に処理しなければならないものについてのみこのスタイルを利用すると良いでしょう。特に優先順位1の設定でこのスタイルを適用すると、整列したときに付箋紙が右上に来るので、通常のアプリケーションの[閉じる]ボタンが使えなくなります。

3−5.終了時にパスワードが必要
 このチェック項目を選択すると、付箋紙を終了させるにはパスワードが必要になります。
 チェックボタンの下にある項目に終了するために必要なパスワードを入力してください。付箋紙メニュー処理済みにするときにここで入力したパスワードの入力が必要になります。パスワードが分からなくなったときには付箋紙を終了させることができなくなりますので、注意してください。

3−6.文字を太文字に
 この部分にチェックを入れると、この優先順位の付箋紙の文字を太文字にします。

3−7.フォント名
 この部分に付箋紙を表示するために用いるフォント名を指定します。フォントは日本語も英語も同一のフォントを利用しますので、一覧には日本語が使えるフォントのみが表示されているはずです。

3−8.サイズ
 この部分に付箋紙を表示するために用いる文字のサイズを指定します。文字のサイズはポイントで指定します。ちなみに1ポイントは1/72インチとなります。

3−9.文字色
 この部文に付箋紙を表示するために用いる文字の色を指定します。文字の色は[色の変更]ボタンをクリックすることによって変更することができます。色の変更方法を以下に示します。

 [色の変更]ボタンをクリックすると色の設定ダイアログボックスが表示されます(Windowsのバージョンによっては色の変更ダイアログボックスの形状が多少異なる場合があります)。規定の色を利用する場合には、以下のように基本色の中から色を選択して[OK]ボタンをクリックします。


 基本色の中に使用したい色がない場合には新しい色を追加することができます。色合いと鮮やかさ、明るさを指定して色を選択してください。

 希望の色が出たときには、[色の追加]ボタンをクリックして、色を追加すると、「作成した色」の部分にその色が追加されます。その色を選択して、[OK]ボタンをクリックすると、その色が、指定の色になります。


3−10.背景色
 この部分に付箋紙を表示するために用いる付箋紙の背景色を指定します。背景色は[色の変更]をクリックすることによって変更できます。色の変更については、すぐ上の文字色の変更の方法を参考にしてください。

4.[追加]ボタンをクリックすることによって、振り分け項目を追加することができます。追加された振り分けの項目は優先順位の最下位に登録されます。


5.優先順位項目を選択して、[↑]ボタンまたは[↓]ボタンをクリックすることによって、現在の振り分け設定の優先順位を変更することができます。


6.優先順位項目を選択して、[削除]ボタンをクリックする事によって、現在の振り分け設定を削除することができます。



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